No.75
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No.75
十字軍の祈り第75番―
わが苦しみを御身に合わせん、愛するイエズスよ
2012年9月4日 9:18
あなたたちの人間の性(さが)ゆえ、時としてあなたたちにもたらされる恐怖―とりわけあなたの手首に打ち込まれる釘の痛みでさえが、わが名によってあなたに耐え忍ぶよう求められてきた苦しみよりはまだましだと思われるような恐怖、そのような恐怖に対し、あなたたちは抗い、戦うという傾向がある。
あなたたちがこれらの苦しみの求めに応じるのに、わが恵みがあなたたちを助けた。わが恵みはあなたたちに力を与え、それがあなたたちを起き上がらせ、高く立たせ、神を讃えさせたのだ。それらは、大罪の中にある者たちを救うための神への捧げものとして、あなたたちが苦しみを受け入れる助けとなる恵みである。
次に誰かがあなたたちを苦しめ、あなたたちを酷く扱い、精神的にあなたたちを虐げるとき、子供たちよ、もしあなたたちがその時、このことを思い起こすことができるなら、あなたたちはその苦しみに打ち勝つことができるだろう。
「イエズス、われはわが痛みと苦しみを、御身のカルワリオにての悶えのあいだに味わい給いし苦しみに合わせ奉る。
われが受けしすべての侮辱を、われ御身に捧げ奉る。
われ御身の茨の冠を被らせられ給いたるを敬い、われがこうむるすべての罵倒、言葉による攻撃を捧げ奉る。
ピラトの前における御身の屈辱を敬い、われわれに対するすべてのいわれなき非難を捧げ奉る。
われがこうむるすべての身体的苦痛を、われ御身の柱に繋がれたる鞭うちを敬い捧げ奉る。
御身の御眼(おんめ)を引き裂きし茨の冠を被らせられ給える間の御身の身体的苦しみを敬い、われが受くるすべての侮辱を捧げ奉る。
われが御身に倣いし時、御身の御教(おんおし)えを伝えし時、また御身の御名によりてわれが嘲られしときには常に、カルワリオへの道においてわれをして御身を助けさせ給え。
われに思い上がりを排させ、またわれが御身、親愛なるイエズスを愛し奉ることを恐れずに認めさせ給え。
わが人生のすべてが希望無きものに思えしとき、愛するイエズスよ、御身がいかに進んで自ら、かくも恥ずべき残酷なる磔刑に甘んじ給えしかを思い出すことによりて、われを勇敢ならしめ給え。
われを立ち上がらせ、わがために御身のなし給いたる犠牲をしのび、謙遜と痛悔の心において、まことのキリスト者、御身の軍隊におけるまことの兵士の一人とわれをなさしめ給え。
わが手を取りて、愛するイエズスよ、いかにわれ自身の苦しみが、御身を愛する同じ心持つ者たちと共に御身の軍隊に加わるよう人を駆り立て得(う)るかを、われに示し給え。
邪悪なるものの圧政との最後の戦いにおいて、われが苦しみを受け入れ、そを霊魂を救うための捧げものとして御身に捧ぐるを得しめ給え。アーメン」(2020年6月23日完成)