わが親愛なる最愛の娘よ、聖霊の火がある人間の霊魂に入るとき、最初の反応は涙である。第二の反応は、当惑である。三番目の反応は、何か不思議なこと―神の真理と、神が望むことのすべての内的理解―がその人間を襲ったという認識である。神の存在の神秘―神の愛に対する鋭敏な悟得だけではなく、突如、平和に満たされる。神の言葉によるすべての事が、明らかなものとなる。

自らの意志を神に明け渡した者たちだけが、また、あらゆる人間的自尊心、理解力をそぎ落とし、それを神へ捧げた者たちだけが、聖霊の賜を得ることができるのだ。霊魂に少しでも自尊心があれば、決して聖霊はその霊魂に入ることはない。

神が全能であり、人間は取るに足らない存在であり、神の前に立つ値打ちもないということを心底信じている者たちだけが、自らの意志を明け渡すことができるのだ。神の言葉に従って、自分に求められていることすべてを積極的に行う者―神の聖なる意志を行う者たちだけが、いかなる実際的力をも有することになる神の言葉を宣言する賜が与えられ得るのだ。

真理を伝えると言う者、また、聖霊に導かれていると言う者は誰でも、決して自分自身の力を誇ることはない。その者は決して、自分の賜、自分の才能、自分の知識、自分の聖性、自分の謙遜さをひけらかすことはない。人がそれらの事を、神の聖なる名によってひけらかすなら、その者は、神の言葉に対して愛をもって応じるための聖霊の炎―人間の心を燃やす炎によって祝されてはいない。

私が地上にいる間、私はすべての者たちに、私の前で自分を高める者は荒れ野に投げ捨てられるということをはっきりと言った。私の前で自らを低くするものは高く上げられるのだ。

あなたたちのイエズス