わが親愛なる子供たちよ、神によって定められた十戒は決して書き直され得ません、なぜならそれは冒涜となるからです。人間は神の言葉を改竄（かいざん）することは決してできません、十戒が人間によって変えられると考えられるなら、神の怒りが人間に降る日が来るでしょう。それ（改竄）が起こるなら、神の言葉はもはや敬われず、人類は大きな誤りへと導かれてゆくでしょう。

何人（なんぴと）も、あるいはいかなる聖なる僕も、十戒を、あるいは神の言葉を変える権限を持ち与えられてはいません。神の真理を否定することの、どんな言い訳も成り立ちません。神の掟は、まもなく、多くの者たちによって覆（くつがえ）されるでしょう。そうして、その結果として生じる欺きに惹かれるすべての者は、闇によって盲目と化すでしょう。聖霊は、神の言葉を否定する者、あるいは罪を大目に見る者たちを照らすことは決してありません。聖霊が作用しなければ、また、神の言葉が人間の利己的な必要に合わせて変えられてしまうなら、その時は、いかなる新しい掟も、神の眼には何の意味も持ちません。神の敵たちは真理を覆し、わが聖子（こ）の教会は二つに分裂するでしょう。忠実に真理を擁護する者たちは、それを語ることでののしられるでしょう。冒瀆を口にし、それが真理であると宣言する者たちは支持されるでしょう。邪悪なる霊は誤って導かれた者たちの心に居座り、多くの者たちが迷うことでしょう。彼らは、わが聖子の前に出て自分たちには欠けたところはないとは言えません、なぜなら、神の憐みによって彼らに与えられた真理を認めることを彼らは拒んだからです。

神に背くどんなことをしようとも、神はすべての罪びとに対して憐み深いということがまもなく宣言されるでしょう。それは真実です、でも、忌み嫌うべきことや異端を神の御前に示すことで人間が神に背き、しかもそれらの事は神に受け入れられると宣言するなら、神は嫌悪の中に彼らから離れられるでしょう。

人間は、罪の生活を満たすための自身の欲望に満ちているので、掟に反する行為を神の眼には望ましいことであると宣言するでしょう。これは嘘に等しいものです。そして、敢えてそれらの事を神の祭壇の前で提示する者は、追放されるでしょう。あなたたちが自分を大きな誤りに導かれるにまかせるなら、自分の霊魂を大いなる危険にさらすことになるのです。

私は、できるだけ頻繁に十戒を唱えるようあなたたちに願います、そうすることであなたたちは、真に神に仕えるためにあなたたちに求められていることが何であるかを、知るのです。

あなたたちの最愛の母
救いの母