父なる神：人間に与えられた自由意志は、わが子供たちの多くが私から離れてゆくことを

わが最愛の娘よ、人間が自らの欲望に従って自由に物事を行う選択をする時が終わろうとしているゆえ、わが意志が行われるだろう。

私は人間に自由意志を与えた。それは一つの賜である。私はこの賜を、他の賜と共にわが子供たちに遺産として与えた。人間は、私が人間のために望んだ人間自身の意志に従うことを選ぶのだが、依然として私は人間の自由意志を尊重している。

私はわが子供たちを無条件に愛している。人間が多くの形で私に背いてはいても、私が人間を愛することができないということは決してない。私から人間を離れさせることになる、美しさ、富、名声、権力を追求し、華やいだ期待に日々誘惑されることで、人間に与えられた自由意志は、わが子供たちの多くが私から離れてゆくことを意味するものとなった。

私は人間の避難所である、だが人間はそのことを悟らない。私の中に、喜びと平和、愛をもたらし得るすべてのものの一切を人間は見出すのだ。

邪悪なるものは、人間を誘惑するために、私が人間に与えた自由意志を利用してきたが、人間が、平和を自分たちにもたらすために行ってきたことのすべては成就されなかったと悟るとき、私はあらゆる罪びとを私の王国に連れてゆくだろう。わが王国の完成の時は近づいた。その時が到来したなら、約束するが、人々は、やむにやまれず私、彼らの父のもとに走り寄るだろう。 そのとき彼らは、目から蜘蛛の巣を払い、心の固い殻を取り去り、霊魂の闇を払いのけ、私を見出すのだ。

わが子供たちよ、あなたたち一人ひとりに対するわが大いなる愛に常に信頼していなさい、それ以外のいかなる道がありうるだろうか。手足の一つのように、わが心の一部のように、あなたたちは私のものである。あなたたちを遠ざけ、追放することは、私自身の一部を失うことなのだ。であるから、私が最後の呼びかけをなし、あなたたちの心を勝ち取るためのあらゆる手段がとられた後は、急ぎなさい。私は待っている。私はあなたたちを連れ行き、あらゆる害に無縁なわが聖なる王国に取り込もう。

その日、あなたたちは自分の意志を忘却し、あなたたちの意志は私の意志と絡みあうのだ。なぜなら、あなたたちには自分の意志が役にたたず、それに関心もなくなるからである。それは、あなたたちが私のもとに戻って来るときには、私たちは一つとなるからである。

あなたたちの最愛の父　　至高なる神