救いの母―一体どんな人間が、この新しき完全なる存在を拒むことができるでしょう

わが子よ、わが聖子の聖心に最も近い者たちを含めて、あらゆる者たちがわが聖子の再臨を拒み、否定するよう、邪悪なるものによってあらゆる試みがなされるでしょう。

イエズスの御誕生に向けて、私、神の母に対して邪悪なる霊が挑んできたように、イエズスの再臨が近づくに従い、同様の妨害が見られることでしょう。わが聖子は再びやって来ると言いましたが、そのわが聖子のなした約束に対して多くの者たちが意識してはいません。わが聖子の再臨が間もなく起こるということを受け入れない多くの者たちは、自分が生きている間に再臨が起こるということを受け入れることができないので、備えがありません。

一方、わが聖子の十字架上の死の直後、わが聖子の使徒たちは、自分たちがわが聖子の再臨を目撃すると考えました。この信仰は、その後の数百年のあいだ、キリスト教徒の心に広く認められるものでした。しかし、今日では事情は異なります。再臨は、 聖書の古い部分に関係するもので、それは未来に属することだと信じている者たちもいます。彼らは、再臨が、現代の世界に生きる自分たちと係わりがあるとは信じないのです。今日の世においてはすべてが、物質主義、近代的人間理性、科学の大きな発展のもたらす驚異的な事柄に基礎をおいています。

子どもたちよ、あなたたちは準備しなければなりません。恐れてはなりません。大いなる平和を、世の罪から直接もたらされた苦しみと絶望からの大いなる解放をあなたたちにもたらすためにわが聖子が間もなく戻られるのは、あなたたちがわが聖子によってとても愛されているからなのです。

キリストの再臨は、人類が生き残るために必要なことなのです。もし、前もって言われている通りにイエズスがすぐに来られなければ、世界は破壊され、人間は見捨てられることでしょう。この再臨の賜は、新しき楽園における新しい生活、素晴らしき、栄光に満ちた新しい始まりへと、あなたたちを連れてゆくのです。そ れは地上の偉大なる再生であり、それと共に永遠の命がもたらされるのです。

一体どんな人間が、この新しき完全なる存在を拒むことができるでしょう。もし、この、楽園が再びもたらされる新しき平和の時代の完全な知識が与えられたなら、背を向ける者は誰ひとりいないでしょう。ただ一人の罪びとも自分が排除されることを望みはしませんが、悲しむべきことに、多くの者たちの心は真理に対して盲目でしょう。それどころか、彼らは、まもなく彼らに提出される偽りを、神からのものであると誤って信じることによって、受け入れ、自分たちに平安がもたらされると信じるのです。

あなたたちの中で聖霊の賜にふさわしい者たちに与えられる、洞察の賜が与えられるよう、祈り、祈りなさい。御憐みの御手を受け入れる者だけが、神の御手によって永遠の命へと連れてゆかれるのです。

あなたたちの親愛なる母
救いの母