（ロザリオで一環分）
主祷文、天使祝詞、使徒信経を、まづ三つの小珠で唱える。

・大珠で（ロザリオの「天にまします」を祈る珠）
永遠の御父（おんちち）よ、全世界とわれらの罪の贖いとして、御身の最愛の御子（おんこ）、われらの主にして救い主、イエズス・キリストの貴き御体（おんからだ）と御血（おんち）、御霊魂（ごれいこん）と御神性（ごしんせい）を、御身に捧げ奉る。

・小珠で(「めでたし」を祈る珠）
イエズスの、もっとも苦しい御受難（ごじゅなん）によって、われらと全世界を憐み給え。（１０回）

・5連を祈ったあと最後に加える
聖なる天主、全能の聖なる天主、永遠の聖なる天主よ、われらと全世界を憐み給え。（三回）

「イエズスの至聖なる聖心（みこころ）とマリアの汚れ無き御心（みこころ）よ、
われ御身の二つのみ心の至聖なる愛に、すべてを奉献し奉る。

われ、わが罪をも含め、世のすべての罪の償いをなし奉らんと欲（ほっ）す。われはこれらのことを、イエズスとマリアのみ心の愛に奉げ奉る。

われ、善きことをのみ思い、悪なることより心を逸（そ）らさん。
われ忍耐し、他人（ひと）の過ちを、愛と許しの心もてのしのばん。
われ、誤りしときにはそれを認めて、他人に許しを請わん。われはわれをひけらかすことなく、慎み深くあらん。
われ、わがあらゆる苦しみ、病（やまい）、損傷を奉げん。
われ、己（おの）が願いに先んじて神の御旨（みむね）を求めん。
われは、受けし憐みと恵みに感謝を表（あらわ）し、またすべてのことに神に感謝し奉らん。
わが生活において、われはすべてを神への愛がために行わん。

おお、イエズスの至聖なる聖心よ、マリアの汚れなき御心の仲介によりて、いまわれが御身に奉げ、行い奉るわが奉献を受け入れ給え。死に至るまで、われを忠実たらしめ給え。いつの日か、われをして天の家へと連れゆき給え。われ、最も清き御母と共に、父なる神と聖霊、そして御身、わがイエズスと共に永遠（とわ）に住むことを願い奉らん。アーメン」

乙女マリア、神の御母（おんはは）、われらの母よ、主への全（まった）き委託（いたく）において、われら御身（おんみ）の汚れなき御心（みこころ）にわれら自身を奉献し奉る。

''御身によりてわれらはキリストへと導かれん。

キリストによりて、キリストと共に、われら御父（おんちち）へと導かれん。

われら信仰の光の中（うち）を歩み、この世が、イエズス・キリストが御父より遣わされたる御者（おんもの）なることを信じるがために、全てのことを行なわん。
''
''われらキリストと共に、その愛と救いを地の果てまでも伝えん。

御身の汚れなき御心の御保護の下（もと）に、われらキリストと共に一つの民たらん''。

''われらキリストの再臨の証人たらん。

われらが世々に崇（あが）め、讃（たた）え、賛美し奉る至聖なる三位一体の栄光がために、われらキリストによりて御父へと導かれん。アーメン''

おお万物の初めにして終り、永遠の神なる聖父（ちち）と聖子（こ）と聖霊よ、御身の内にわれらは生き、動き、存在す。われら御前（みまえ）に、体と霊もて平伏し、御身を崇めん。われ御身を讃え、感謝し奉らん。おお神よ、御身がわれになし給えることに対し、われ何をもって応（こた）えるを得んや。われ御身の御名（みな）を讃え、わが生涯における日々を通し後身に仕えん。主を讃えよ、おおわが魂、かつわが内なるすべてもてその御名（みな）を讃えせしめよかし。アーメン