わが親愛なる娘よ、わが愛は非常に力あるものなので、今、神を知らない者たちにそれは感じられている。

この世に悪が存在するにもかかわらず、人間は今、他の者に対する愛をその心に感じている、その愛は腐敗とは相いれないものである、その愛は霊魂に存在するものである、その愛は彼らを驚かせるだろう。

不意にこの愛は彼らの心にこみ上げてきて、多くの者が涙を流すことだろう。心の中に在るかくも浄い愛の涙は、彼らを二つに引き裂くだろう。彼らは、なぜ兄弟姉妹に対して自分たちがそのように感じるかが分からない。また彼らはこの心からの、特殊な愛を、創造主―父なる神に対して感じもするだろう。だが、彼らは神が存在することを認めないだろう。その代わり、多くの者は不思議に思い、自問することだろう。心に感じる、この信じがたい、しかし強力な愛は何なのだろう。神が存在しないのなら、どうしてこのようなことが起こりえようか。もし私が進化の産物であり、大地の塵からできたのだとしたら、どうしてこのような愛を感じ得ようか。

わが子供たちよ、真実はこうだ。あなたたちは大地の塵、時間の名残りではない。あなたたちは、終わりのない永遠の命の可能性を秘めた生きる存在、生きる霊魂なのだ。

あなたたちは、あなたたちの原初の両親であるアダムとイヴの罪のために苦しむ。あなたたちは、あなたたちの信ずべきことがおとぎ話であると言って笑い、嘲り、馬鹿にするかもしれないが、真実は、あなたたちが不完全な生を生きているということだ。この苦しみの生活は、あなたたちの原初の両親の罪のためなのだ。その両親の罪で汚れたあなたたちは、彼らを欺いたその同じ蛇によって、神の真理に対して盲目にさせられているのだ。

あなたたちは、自分たちが限りある現実世界、物質的世界に生きていると信じている。地上でのあなたたちの命は短い。あなたたちの身体は老いてゆく。あなたたちの健康は悪化する。やがては身体は滅びる。霊を、あなたたちの霊魂を無視するなら、あなたたちは無に等しい。

自分が神の子であることを受け入れなさい、そうすれば、神の掟に従がって生活を送るならあなたの地上での生活はもっと重要なものとなるだろう。あなたたちの命は広げられ、永遠の命という大いなる賜が与えられるのだ。

もしあなたたちにこの永遠の命が一瞬、一時間でも見せられたなら、あなたたちは決してわが父に背くことはないだろう。あなたたちにはこの賜が与えられるのだということを知らねばならない。

あなたたちは、あなたたちの家族全体―聖寵の状態で死んだ者たち、そして地上のわがレムナントアーミーを形成する者たちと共に生活するのだ。あなたたちの身体は、あなたたちが神の愛を受け入れたときの年齢に応じて、浄められ、完全な状態に再生される。あなたたちは、愛する者たち、そして隣人たちと、愛と平和のうちに生きる。すべての者がすべてに満たされる。

十二の国家から成る新しき楽園には様々なレヴェルが存在する。最下層には、町や村があり、皆が平和と愛、幸福と満足の中に働いている。誰ひとりとして事欠く者はいない。私は彼らの王、彼らの主となり、神秘的一致の中に彼らを治めるだろう。

さらに上の層がある。そこでは、人々はわが教えの下にすべての国をまとめ、地上の大小の獣と共に全ての者が互いに完全な調和の中に共存する。すべての者が、命の木から（実を）とって食べて生きる。誰ひとり、食物に事欠くことはない。そして、国々の政府が存在する。政府は、すべての者が確実にわが教えに従がうようにする。わが政府は、わが聖人たちと使徒たちによって統治される。これは、最後の審判のために死者の第二の復活が起きる、その最後の時まで続く。

サタンは、短い間、そのデーモンたちと共に解放される。その後、すべての悪は滅ぼされる。わが憐みは、終（つい）に、新しき天と新しき地の一つとなった世界で実現する。

そして、すべての者に神の憐みが示される時に、すべてが、完全かつ究極の栄光のもとに明らかにされるのだ。

あなたたちのイエズス