信頼が崩れるとき、普通それはその原因となる者が、プライドがその者の考えに命令する

信頼が崩れるとき、普通それはその原因となる者が、プライドがその者の考えに命令するのを許すためである
2014年7月26日  土曜日

わが親愛なる最愛の娘よ、私は(かつて)王としてやって来たが、今、今日では、貧しき者としてあなたたちに呼びかけている、私がプライドを持つことは不可能なことゆえ私は少しのプライドも持ち合わせていないからである。

私は思慕の念をもって神の子供たちに呼びかける、私が彼らの頑(かたくな)な心に愛―わが永遠の聖父から生まれ、眠り、忘れ去られている愛のかすかな光を灯すためである。この世に私の名を耳にしたことがない者は一人もいないが、私、イエズス・キリストもまた忘れられている。人は私のことを知ってはいるが、私が誰であるかを忘れている。私の名を知っている者はいるが、彼らに私の名は意味を持たない。私を愛している者たちもいるが、彼らはそこここで私を認めて会釈はするが、私と語り合うには忙しすぎるのだ。私のことを聞いたことがある者たちもいるが、彼らの眼に私は単なるイコン、過ぎ去った時代の何か、本物かあるいはそうではない預言者であると映っている。その他、霊的事柄に関する理解がほとんどない者たちはと言えば、私は存在しない。私は空想の産物であり、この人生の後には新しい世界が存在するとの希望にすがる、熱烈な敬虔深い者たちによって作り出された人物であると。確かなことは、神は神であるということだ。人間はわが永遠の聖父によって創造された、なぜならそれは、わが聖父の永遠の世界の計画の一部だからである。すべては在って在るものの命令、意志によって存在したし、存在し、また存在するであろう。わが聖父の創造による世界において、わが聖父の敵をも含むすべてのものが神の前で頭(こうべ)を垂れるのだ。

人間が身体的自己によって見るもの、触れるものに隷属的に愛着すればするほど、人間の霊性は不毛となる。あなたたちが、すべてはこの世と共に始まりこの世と共に終わると信じているなら、あなたたちは、私は存在しないと言っていることになる。デヴィルの欺きからあなたたちを解放するために遣わされた私、人の子をあなたたちは否定するのだ。私はわが聖父に属する。私は、聖父の偉大な聖なる計画の一部であった。私たちは皆一つである、だがあなたたち、わが最愛の子供たちは生命の無い砂漠に生きており、わが神性の意味するところに無知のままである。わが王国は完全なものであり、わが聖父によって創られたのだ。人類は、わが聖父の目に最大の罪―傲慢の罪によって滅ぼされるまでは、完全であった。傲慢の罪に注意しなさい、それはルシファーの自己愛のために大きくなったからである。ルシファー―わが聖父のヒエラルキー(主にピラミッド型の段階的組織構造のこと)の中で最も高位のもの―は、 自由意志を与えられていた故に、自分が臨むことは何でもできると信じた。だが彼は次のことを理解しなかった。彼は自由意志の賜だけではなく、わが聖父の信頼をも受けたのだった。わが聖父は、御自分の創造物すべてに完全な信頼を示された。悲しむべきことに、その信頼は報いられなかった。

信頼が崩れるとき、普通それはその原因となる者が、プライドが自分の考えに、心に、行動に、命令するのを許すためである。ひとたび傲慢があなたたちの霊魂に巣食うなら、あなたと、一握りの土からあなたたちを創造したお方との間に即、乖離(かいり)を生む。神はあなたたちを作り、賜を与えた。傲慢は人間にとっては最大の脅威である、なぜなら傲慢はあなたたちに自分が神よりも多くを知っていると信じ込ませるからだ。もしあなたたちがそう信じるなら、あなたたちは神の名によってであれそうでないであれ、語る資格はない。それでもあなたたちが語るなら、あなたたちはあらゆる罪が善いこととして受け入れられる環境を作り出すことになるだろう。そうなればあなたたちは他人(ひと)を欺くだけではなく、自らを欺くことになるのだ。

あなたたちの教師
あなたたちの最愛のイエズス

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