人間への私の愛は全体的なものである。もっとも忌まわしい行為に身を染めている者たちを

人間への私の愛は全体的なものである。もっとも忌まわしい行為に身を染めている者たちをも含めて、私はすべての者を愛している         
2014年1月9日 木曜日 

わが親愛なる最愛の娘よ、周りを見渡してみなさい、あなたは何を眼にするだろうか。一方にあなたは愛、喜び、善意を見る。だがそれは、一方で、邪悪なるものが人間に対して抱く憎しみによって弱められてしまう。

世界中で見られるいかなる暴力、悲しみ、混乱、不信、悪意、憎悪、邪悪さえも、それは一つの源から発しているのだということを知りなさい。人類への鞭―それはサタンであるが―は、神の子供たちの間に、絶望的な不幸をもたらしてきた。その結果として人間の苦しみは私の苦しみとなり―私を傷つけること、それが邪悪なるものがそのような混乱を引き起こす理由なのだ。
わが娘よ、今日(きょう)、そして今後、行く先々で、あなたが見るすべての顔は、一人ひとりを神の子として私が見る、そのままの顔である。彼らの欠点や罪にもかかわらず、どれほど私は彼らすべてを愛していることだろう、どれほど私は彼ら一人ひとりを大事に思っていることだろう。彼らがわたしに背くことをしたとしてもそれは変わらない、依然として私は彼ら一人ひとり、すべての者を愛している。愛―彼らを創造したわが父から賜として受けた愛の輝きを彼らに見てとるとき、それは、私の大きな喜びである。彼らの愛は私の愛であり、その愛は他人「ひと」を彼らに引き寄せ、そのようにして神の愛はいたる所に広がるのだ。

しかし、いかなる者のうちにも、私が痛みや苦しみを見るとき、彼らのその痛みは私のものとなる。彼らの痛みはひどい苦しみーそれは他人への愛の欠如からもたらされるのだがーが原因であり、それが絶望的な惨めさをもたらす。彼らの孤 独、孤立は私にも感じられ、それがわが憐みを一層強めることになるのだ。

次に、私からのものではないものを求めて、自分の時間のすべてを費やす者たちがいる。私を拒む者たちは、私の心を真っ二つにする。これらの者たちのためにどれほど私は滂沱(ぼうだ)たる血の涙を流すことだろう、彼らは、彼らと救い主を繋ぐ紐帯(ちゅうたい)―彼らの救いの唯一の望みを断ち切ってしまったからだ。あなたがこれらの者たちを見るとき、わが娘よ、あなたは、まさに私が彼らに対して抱く通りに、心にひどい悲しみを覚えるだろう。

最後に、私の代理だと称しながら、私の足を拭くに値しない者たちがいる。彼らの私に対する憎悪は、その自己愛による。だが、彼らがどんなに頻繁に私を侮辱し、わが群れを誤導しようとも、それでも私は彼らの霊魂を切望する。
人間への私の愛は全体的なものである。もっとも忌まわしい行為に身を染める者たちをも含めて、私はすべての者を愛している。終わりまでそれは変わらない。霊魂を救おうとする私の努力が尽き果てた後、獣の深淵へと逃げ込む者たち、そして私がどんなに彼らを愛しているかを知りながら私を拒む者たちだけが、私にとって永遠に失われた者となるその最後の日まで、私はすべての者たちを抱きしめる。

互いに欠点があっても、私があなたたちを愛するように、互いに愛し合いなさい。誰かに賛成できなくとも、私の愛を思いだし、沈黙しなさい。あなたたちが誰かをひどく嫌うとき、その憎悪は私から来るものではないと知りなさい。あなたたちが互いを見るとき、あたかも私の眼で見るように見なさい。何人(なんぴと)をも遠ざけてはならない。遠ざけるのではなく、あなたたちを不快にする者たち、傷つける者たち、あるいは害をもたらすものたちに憐みを示しなさい、彼らは私に愛されているからである。もしあなたたちが私を愛しているなら、接するすべての者たちに愛を示しなさい。
愛は神から来るので、それは人に容易に伝わるのである。

あなたたちのイエズス

 

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