ナルシシズムー今日の世界における悪しき伝染病

マリア・ディバインマースィー

ナルシシズム―今日の世界における悪しき伝染病
2011年7月7日  木曜日   21:00

わが最愛なる娘よ、大警告を準備する私の人々への愛は、わが全存在を注ぐものだということを私は世に知ってほしい。わが子供たち、とりわけ私を知らない者たちがわが大いなる憐みのあいだに終(つい)に私が存在するということを受け入れることを知っているゆえ、私は喜びに満たされる。

わが子供たちの間にはびこる最も気がかりな特徴の一つはこの世界のナルシシズム、自己愛である。この悪しき伝染病は、社会のあらゆる階層に広がり、それは、あらゆる場所のわが子供たちの霊魂にデーモンが入ったときの、サタンの得意とする攻撃なのだ。彼らは人が自分を崇めるよう、着飾り、気取っているように見える。第一義的に彼らの愛は自分だけのためである。それに満足できないとき、彼らは周りの人間に公に自分たちを崇めるよう仕向ける。

今日では、これら哀れな者たちにサタンに自らを明け渡させるその方法において、サタンの軍勢は強力なので、無視することは困難である。自分がどう見えるかということに関する彼らの強迫観念は自分の身体を損なうまでに至り、彼らは自己愛を満足させるためにはどんなことでもする。

サタンがこのような者たちに近づくなら、汚すことは簡単だ。これらの人々は虚栄心に満ちており、影響力があると見られやすい。終わりの時の間、ナルシシズムの罪は強まり、多くの者が、自分の外見、暮らし向き、利己追及のためには、自分の友人、家族でさえ犠牲にすべきものだと確信している。自己愛は、今日の世界では褒められるべき特質であると考えられている。サタンはこれらの者たちが、さらに、さらに求めることを確信しているゆえ、この利己追及は決して満足しえない。

子供たちよ、高慢の罪はいま世界で増加しつつある罪である。あなたたちの日常生活の一部として、この種の態度を受け入れてはならない。かくも多くの若者たちが、いわゆるこれらの物資的完全さを備えた人物を目指すべき目標としてとらえている。だが、もしあなたたちが目を開いて、ありのままに見るならば、彼らの態度とは憐れむべきものだ。それは第一戒に反しており、またもしそれらの者たちがこの生き方に執着するなら、欺くものによってさらなる混乱に引き込まれるだろう。
ナルシシズムは、政治、ファッション、メディア、映画、そして私自身の教会をさえ含む、あらゆる生活分野で見られる。もしあなたたちがナルシシズムを許しているなら、謙遜さを身に着けることはできない。謙遜さがなければ、あなたたちはわが父の王国に入ることはできない。

あなたたちの愛に満ちた救い主
イエズス・キリスト

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