キリスト教徒として、あなたたちは自分の信仰のために戦う準備をしなければ

わが愛する娘よ、人間の罪のためにわが聖子が忍んでいる苦しみは今の時、激しくなっています。わが聖子と、聖書に書かれてあるその至聖なる言葉への憎悪は、多くの者たちの心に擡（もた）げ、それはキリスト教徒であると主張する者たちだけではなく、三位一体の神を認めない偽りの宗教の者をも含みます。

犯されるすべての罪はわが聖子を傷つけ、すべての大罪はわが聖子の身体に激しい打擲（ちょうちゃく）として感じられるのです。犯されたすべての異端的行いは、あたかも、わが聖子がすでに耐え忍んでいる茨の冠に新たな一本を突き刺すようなものです。神に対するあらゆる罪が否定される時に、わが聖子の苦しみが増すように、またキリスト教徒の苦しみも増すのです。

苦しみは恐ろしいことではありますが、またわが聖子の言葉を護る者の苦しみは耐えがたいものではありますが、一方ではそれは、わが聖子にさらに親しく近づくことのできる方法でもあるのです。もしあなたたちが苦しみを不幸というよりも、恵みとして受け入れるなら、あなたたちは、わが聖子が邪悪なるものの力を挫（くじ）くために、どのようにあなたたちの苦しみを使うかを悟るでしょう。あなたたちが、わが聖子と一致して歩むときに常に予想し得る、悪口や嘲りを受けることの苦しみを受け入れるなら、多くの恵みがあなたたちに与えられるでしょう。そのような苦しみはあなたたちを強くするだけではなく、わが聖子は他の者たちへの御憐みをあなたたちにお示しになられるでしょう。あなたたちのわが聖子のためにする犠牲ゆえに、わが聖子は彼らの罪を洗い流すことができるのです。

あなたたちがわが聖子との親密さを増し、またわが聖子がある者たちの中に住まわるとき、それらわが聖子の十字架を担うことを受け入れた者たちにとって、常に苦しみが結果としてもたらされるのだということを、かくも多くの者たちが悟ってはいません。わが聖子は、わが聖子に対して率直で、高慢でない者、悪意やあるいは自己愛の無い者の中にのみ、御自身をお現しになられるのです。でも、わが聖子がそのような者たちの中に完全に住まわれるや否や、わが聖子の存在の光は、それらの者たちが接することになる多くの者たちに感じられるのです。彼らは、他の者たちをわが聖子の弟子になるよう引き寄せるのです。彼らもまた邪悪なるものの標的となり、邪悪なるものは、彼らをわが聖子から引き離すために激しく戦うのです。邪悪なるものがそれらの者たちを誘惑するのに失敗したなら、彼らに対する邪悪なるものの戦いはさらに激しさを増し、彼らを攻撃するために、罵倒するために、中傷するために、邪悪なるものは他の人間を支配するのです。

わが聖子を愛し、わが聖子に仕える者たちを滅ぼすためにサタンが練り上げた計画に対して、すべてのキリスト教徒が警戒することは重要なことです。邪悪なるものは、これらの者たちをいかなる者たちよりも切望し、彼らがその誘惑に屈するまで満足することはありません。
キリスト者として、あなたたちは自分の信仰のために戦う準備をしなければなりません、なぜなら、あなたたちが心で大事にしているものすべてが、一枚いちまいはぎ取られてゆくからです。あなたたちは以前にも増して和解の秘跡（告解）に与らなければなりません、それなしには、今の世でキリスト教に対して行われている侵攻に耐えることは不可能であることを、あなたたちは知るでしょうから。

わが聖子があなたたちに教えたことを、自分自身に思い出させなさい、愛する子供たちよ、なぜなら、わが聖子の言葉は、それと見分けがつかなくなるまで変えられることになるからです。来て、あなたたち一人ひとりのために祈るよう、 私、あなたたちの最愛の母、救いの母に願いなさい、それは、あなたたちが、この、あなたたちの信仰を護るための十字軍の祈りを唱えることによって、真理に忠実にとどまることができるためです。

十字軍の祈り第151番―信仰を護るため

「おお神の御母、マリアの汚れなき御心、救いの母よ、われらが常に真（まこと）の神の言葉に忠実たらんよう祈り給え。 信仰を護り、異端を拒むために真理を擁護すべくわれらを備えさせ給え。

試練の時において御身のすべての子らを護り、われらが真理を拒み、御子を棄てるよう強いられしときに、われら一人ひとりに勇気の恵みを与え給え。

神の御母よ、われらが神の聖なる言葉に一致し、キリスト教徒としてとどまるべく神の介入を受くるよう祈り給え。アーメ ン」

あなたたちがこの十字軍の祈りを唱えるとき、大いなる勇気が、恵みとしてあなたたち一人ひとりに与えられるでしょう。わが聖子、イエズス・キリストを愛し、仕えるために平和のうちに行きなさい、わが子供たちよ。

あなたたちの最愛の母
救いの母