わが親愛なる娘よ、人が私から離れてゆき、罪に屈するとき、断じて私を恐れてはならない。

罪を犯したならすぐに、わが最愛の従者たちよ、あなたたちは即、私の方を向かねばならない。罪を犯した後、私に向って走り寄ることを恥ずかしく思ったり、あるいは気まずく思ったりしてはならない。それが、再び私と共に歩む強さをあなたたちが得るための唯一の道なのだ。

もし、あなたたちが私に向わずに私を避けるならば、あなたたちはさらに弱くなり、邪悪なるものによって毎日あなたたちの前に置かれる誘惑に自らをさらけ出したままになるのだ。

罪とは、すべての子が持って生まれるものである。原罪は、洗礼の秘跡によって除去されねばならない。そうしてさえ、人は、人類がサタンの支配下に置かれたままでいる限り、誘惑を受ける。

あなたたち自身を罪から解き放つことは単純なことである。罪を犯したとき、最初にあなたたちは心の中（うち）でそれを知る。

今日、世の多くの者たちは、罪を重大なものではないとして忘れてしまう。しかし、もし人々が、罪を犯した後にどう感じるかを公けに告白したとしたなら、あなたたちは彼らの内的平和が真っ二つに引き裂かれてしまっていることを知るだろう。

汚れ切ってしまい、欲望を満たすためにひたすら罪を犯すに至るまでは、罪はほとんどの者に感じられる。それが、罪を犯すたびにあなたたちが神に赦しを願わなければならない理由なのだ。もしそうしなければ、そのとき罪があなたたちの中で爛（ただ）れ、あなたたちにとって誘惑に抗（あらが）うことがさらに困難となるだろう。

心に痛悔を感じるとき、私、あなたたちの最愛のイエズスに助けを求めなさい。

聖霊に対する冒瀆の罪以外、赦されない罪というものはない。自分が犯す罪ゆえあなたたちがどんなに恥ずかしい思いをしていようとも、常に私に助けを求めなさい。

わが心は、すべての神の子供たちに魅せられている。あなたたちは神の貴い創造物であり、あなたたちの罪にも拘（かか）わらず、神はあなたたち皆を愛している。罪を犯すごとに贖（あがな）いを求めることによって、罪と闘いなさい。

まもなく、罪はもうなくなる。罪の苦しみは過去のものとなるだろう。

あなたたちのイエズス