わが親愛なる娘よ、わが再臨の前に起こると前もって言われてきた大いなる変化が、一つ一つ段階を経て明らかになりつつある。

わが名によって来たと詐称する者たちが世に現れるその時は非常に近づいた。

かくも多くの者たちが、これらの偽りの預言者たちに騙されて信じることだろう、彼らは威風堂々と自らを知らしめるからである。だが、その中の一人は、多くの者たちを欺くだろう、彼は、自分がイエズス・キリストであると人々に信じ込ませるために、うやうやしく、王のように振る舞うだろう。

この者は自分がメシアだと世に告げ、主だった世界の指導者たちに支持されるだろう。

先ず彼らは、非凡な、思いやりのある政治的指導者のように彼を見せるだろう。私があなたに告げた様に、彼は才能ある仲裁者と見られるだろう。彼の雰囲気、上品さは神秘的イメージを醸し出し、それは神から来るものだと見られるだろう。彼のハンサムな容貌とその、人に期待感を抱かせる個性は大衆に訴えるだろう。まもなく彼は世に現れるだろうが、その出現は突然である。

彼を救済者―中東の戦争に終結をもたらす者として紹介する指導者たちは、世界の多くの場所で敬われるだろう。これが、この偽りのメシアがかくも容易に受け入れられる理由なのだ。

しばらくすると彼の主張が広まる。メディアはその外交的手腕を讃え、彼の信奉者は多数にのぼるだろう。これが、自分はメシアだと言うその者である。彼は、再臨を告げるために戻って来たイエズス・キリストだとすべての者に言うだろう。彼こそ反キリストである。

一瞬たりとも騙（だま）されてはならない。私、イエズス・キリストは、人類を救うために、最初には肉をまとって来た。だが、次のことを知っていなさい。今回、私は肉をまとっては来ない。私は、夜中の盗人（ぬすびと）の様にやって来る。私は、これらのメッセージによって世を準備させる、だがあなたたちに日時は言わない、私はそれを知らないからだ。わが父だけがその時をご存知なのだ。世界中の空に現れる私が来たという印の前に、私はわが再臨を告げ報せる。

イエズス・キリストだと言い、人として地上を歩く者は誰であろうとも嘘つきである。

逃げよ、彼は言語に絶する悲惨と苦しみをもたらすからだ。彼の欺瞞は、人々を騙して偽りの神の愛へと導くからだ。彼は真理を歪曲する。彼に従う者たちは大いなる危険の中（うち）にある。

あなたたちのイエズス